二度目の初恋
そしてゆいぼんと俺の1日は始まった。

アウトレットに到着したのは10時少し過ぎ。

そこから俺たちはショッピングを楽しんだ。

ゆいぼんが全身コーディネートして服をプレゼントし合おうと提案してきたから、2人で選びあったり、ゆいぼんが好きだという雑貨屋に行ったり、俺のランニングシューズを買ったりなど色々なことをした。

お昼を食べるのも忘れて楽しんでいたから、気がついた時にはおやつの時間になっていた。

ゆいぼんが前から食べたがっていたパンケーキのお店にいって写真をたくさん撮り、もちろん美味しくいただいた。

山盛りの生クリームを口の周りにつけながら夢中で頬張るゆいぼんが、まるで本物の天使のようだった。

俺はブラックコーヒーを飲みながらゆいぼんからもたらされるシュガー効果でほんのり甘い気持ちになっていた。

苦味を感じないブラックを初めて堪能した。

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