二度目の初恋
俺は隣を歩くゆいぼんにちらっと視線を移した。

ずっと隣で歩いてほしいなら、

ずっと俺の側にいてほしいなら、

ずっと俺に笑いかけてほしいなら、

俺はゆいぼんの力にならなければならない。

自分の気持ちなんか後回しだ。

俺はゆいぼんの望みを叶えてあげなくてはならないんだ。

ゆいぼん、今までごめん。

だけど今から俺はゆいぼんの1番の理解者になれるよう頑張るよ。

だからゆいぼん、

どうか俺から離れないでくれ。

もう2度といなくならないでくれ。

俺は心の中でそう願った。

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