二度目の初恋
「ゆいぼん」

「何?」

「俺...俺は......ゆいぼんが...ゆいぼんが好きだ。大好きだ!」


ぽかんとしているゆいぼん。

だけど、今回はこれで終わりじゃない。

ここからが本番だ。


「だから...ゆいぼん、俺と...付き合ってください!」


テレビのお見合い番組のように、頭を下げて手をぴんと伸ばしてゆいぼんに差し出した。

握ってくれますように...。

そう強く強く祈りながら俺は数秒間目を瞑った。

そして......返事が来た。

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