二度目の初恋
でも、それでも、ずっとキミを想っていた
ゆいぼんと再会してからオレはバイトや勉強が忙しく、ゆいぼんに連絡を取らずに夏が過ぎようとしていた。

そんなある日、真夜中に怜奈から電話がかかってきて、ゆいぼんに毎日メールをしてくれと頼まれた。

しかし、毎日はおそらく引かれる。

迷っている内にどんどん時間は流れて気がつけば夏休みが終わり、最初の登校日になっていた。

オレはいつも通りバイトを終えてから学校に行った。

教室には相変わらず2、3人生徒が残って勉強をしていた。

オレはいつもの席に座り、テキストとノートを広げて勉強を開始した。

レポートはさっさと仕上げてしまったのでやることといったら伽耶からもらった大学受験用のプリント類だった。

家に帰ると集中出来ないからここやカフェでやるのが1番良い。

サッサッサ...とシャーペンの軽快なリズムがオレの耳を喜ばせる。

分からなくなったらシャーペンをくるくる回して一旦停止して考える。

数十秒悩んで思い浮かばなかったら次にいく。

その繰り返しだ。

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