二度目の初恋
「伽耶と俺、受験会場で席が隣だったんだよ。
んで、休み時間俺が最後の追い込みしてたらペンケースの中身ぶちまけて鉛筆の芯折っちまってさ。そんな時に伽耶が俺のペン類を一緒に拾ってくれて鉛筆が使えないのを気にして予備で持ってた鉛筆を2本も貸してくれたんだ。
で、終わって返そうとしたらとっとと出ていっちゃってさ。
今でも持ってるよ、その鉛筆たち。それのお陰で受かったようなもんだからむやみやたらに使えねえもん。
俺はずっとまた会いたいな~って思って願い続けた。そうしたら、同じクラスに伽耶がいた。髪型も雰囲気もあの時のまんまだったからすぐにわかった。
このチャンスを逃すまいと思って俺は伽耶に入学式の日から声をかけた。同じ吹部出身で高校でも入ることになったのは奇跡だな...」
んで、休み時間俺が最後の追い込みしてたらペンケースの中身ぶちまけて鉛筆の芯折っちまってさ。そんな時に伽耶が俺のペン類を一緒に拾ってくれて鉛筆が使えないのを気にして予備で持ってた鉛筆を2本も貸してくれたんだ。
で、終わって返そうとしたらとっとと出ていっちゃってさ。
今でも持ってるよ、その鉛筆たち。それのお陰で受かったようなもんだからむやみやたらに使えねえもん。
俺はずっとまた会いたいな~って思って願い続けた。そうしたら、同じクラスに伽耶がいた。髪型も雰囲気もあの時のまんまだったからすぐにわかった。
このチャンスを逃すまいと思って俺は伽耶に入学式の日から声をかけた。同じ吹部出身で高校でも入ることになったのは奇跡だな...」