treachery 裏切り
「君とは素敵な夜を過ごせる気がするよ」


「気が早いんじゃないの?それに言い慣れたセリフ……」
顔だけはいいし何人もの人を言いくるめてきたのね…

「そんなことは無いよ、君だけだ」

こんな順調に行くと逆に怪しいわね、

「本当に?それはうれしい」
と、一口カクテルを飲むふりをする。
それに比べて彼はもう随分飲んでいるわね…

「私もあなたのなら素敵な夜を過ごせると思うわ」
えぇ、素敵な夜にしてやる…はっ、ダメよ…
今回のミッションは顔見知りになることから
躊躇しては行けないわよ、渚!


「君とはとても合うみたいだ、さぁ私の部屋にこないか?」


「よろこんで!」


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