アテナ・イェーガー〜反抗、のちにキス〜
不安げにゾーイはロネを見つめる。ロネはもう一度キスをし、「当たり前だよ!ゾーイが君の本当の名前なんだから!」と笑った。

隣街はゾーイのことは噂になっておらず、街は賑やかで平和だ。

「ゾーイ、行こう。お腹空いちゃった」

「ああ。何か一緒に食べよう」

ロネの差し出した手を、ゾーイは幸せそうに取る。そして二人は自由になったと呟きながら街を歩き始めた。






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