俺のせいでこんなことに
「ちゃんとしたことは、覚えているそうです。」

遊園地だって覚えていた。
全てを忘れたわけではなさそうだ。

「じゃあ、朝の9時から5時までね。守ってね。様子がおかしかったら、この番号に電話をかけること。わかった?」

そう言って、紙をくれた。
紙には、携帯番号が書いてあった。

「私の携帯番号だから。倒れることは、ないと思うから。」

「はい!」

別れようとした時。
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