学校一の人気者は溺愛王子様
何気ない1日

<由香sido>

私の朝は、朝ご飯とお弁当を作り



「由羽兄ぃ~起きて」



と大きな声で言って兄の由羽(ゆう)を起こすことから始まる



そして、由羽兄ぃが起きると一緒にご飯を食べる



ここに親がいないのは二人とも海外で働いてるためたまにしか帰ってこないからだ



なので私が家事全般をやっている



由羽兄ぃもやってくれたらいいのに



と思いながら、ご飯を食べ進める



ご飯が食べ終わると食器を水につけ由羽兄ぃにお弁当を渡し家を出る









学校に着き教室に入ると親友の石井 江里菜(いしい えりな)が話しかけてきた



「由香おはよー」



「おはよー」



江里菜は中学からの付き合いでとっても美人なの



さらに聞き上手でよく相談を聞いてくれるいい親友だ



こうして挨拶をかわし江里菜と雑談をする



「そう言えば江里菜前告白されてたけど返事どうしたの?」



「断ろうと思ってる。ほら私好きな人いるしね。」



「そっか」



「由香のほうはどうなのよ?」



「えっ?」



「その顔じゃー告白されるでしょ」



「えっ?私変な顔してる?」



「はぁ~無自覚もここまでくると病気だな~」



江里菜がそうつぶやいた 



なに言ってるんだろ江里菜



「でも恋愛ってどんな感じなんだろね」



「そうねーー  あっあの人見れば何かわかるんじゃない?」



と江里菜が廊下のほうに指を指した



江里菜が指したほうを見ると、女の子がたくさんいた



「えっどの女の子?いっぱいいてわかんないよ~」



「女じゃないわよ。あの中心にいる男よ」



と言われよく見てみるとそこには顔立ちが整ったどこかの国の王子様みたいな人がいた



「あの人だれ?」



「えっ由香知らないの?あの人はね間田光汰先輩っていうの。間田先輩は高校2年生にして生徒会長。もちろん成績優秀でさらには運動神経抜群で顔は国宝級、いつも笑顔で間田先輩はいるだけで人を楽しませる学校一の人気者よ」



「へーそうなんだ。なんかすごいね。」


そう言えばその間田先輩?って人2年なんだよね 



何で1年の廊下にいるんだろう?」



「あれ?由香あそこにいるの由羽先輩じゃない?」



「あれ?なんでいるんだろ?」



「なんか呼んでるみたいよ、いってあげたら」



「うん」




「由羽兄ぃどうしたの?」



「俺のお弁当二段どっちも米だけなんだけど」



「えっ嘘!」



お弁当を確認してみると私の方はどちらもおかずだっだ



「おい間違えるなよ。ここまでくるのめんどうだったんだよ」



「ごめんごめん。ていうかなんでそれ朝きずいたの。昼にならないと開けないはずだよね」



「早弁するつもりだったんだよ」



早弁?まったく由羽兄ぃは...



こう思いながらお弁当を交換した


席に戻ったとことで予鈴のチャイムが鳴った









そして授業を受けお昼を食べ、また授業を受けやっと放課後になった



私は晩ご飯の買い物をして家に帰った
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