あの滑走路の向こう側へ✈︎✈︎✈︎
六、次なるステップ
それから2年の時が経っていた。
会社の先輩で、
東京で外資のエアラインに転職した美香から
連絡があった。
「予約課にあきが出るって!
派遣社員として1年頑張れば、
契約社員として直接雇用になるよ」
茉莉奈は次のステップとして、
転職を考えており、
同じく転職をしていた美香に相談していた。
「ありがとうございます、
準備にとりかかります」
美香が人事や予約課の上司に相談し、
採用面接に取り付けてくれた。
休みの日に東京まで出向き、面接を受けた。
「経験者の方に来ていただけると、助かります」
「結果はまた追ってお知らせします」
上司たちは言うと、
史緒里は一礼し、オフィスを去った。
翌日、採用との連絡があり
それからは、忙しかった。
茉莉奈は上司に退職の旨を伝え、
東京で次なる住まいも探した。