にびいろのなかのひかり 鈍色の中の光

それから原さんは

お義姉さんと義妹さんの話をした




お義姉さんが結婚すること

そのお義姉さんのことが好きだったこと

その人と身体の関係もあったこと

その人のことを本当に愛してたこと

義妹さんの原さんに対する気持ち




「気持ち悪いよね…
義姉にそんな感情抱くなんて…」

泣きながら原さんは言った




「そんなこと、ない…
だって、本当に好きだったんだもん
お義姉さんのこと…

原さんには
自分が気付いてない魅力があると思う
だから、義妹さんも…

ずっと一緒にいたら
好きになっちゃうよ…

ずっと近くにいたら…

好きになるよ…」




原さん
自分の感情抑えてるのって
そんな理由があったんだ…




気付いてない魅力じゃなくて

隠してる魅力なのかも





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