にびいろのなかのひかり 鈍色の中の光

結局もうひとつ

私が作ることになった




原さんがすぐ後ろで見てた


「緊張するから…
あっち行っててください」


「だって
見ておかないと…」




ちょっと下がったら

ぶつかるぐらい近い



「じゃあ…もう少し
離れてください…

ドキドキするから…」



「あぁ‥うん…」



原さんは一歩後ろに下がった




緊張じゃなくて

好きだから



ドキドキする…





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