君との想い出が風に乗って消えても(長編・旧)



 一時間目が終わった。


「草野、今日、日直だよな。悪いけど、そのノートを職員室まで運んでくれるか」


「はい」


 僕は先生の机の上に置いてある一クラス分のノートを手に取った。


 僕は一クラス分のノートを持って教室を出た。


 そして僕はノートの束を職員室まで運んでいる。


 ノートの束を職員室まで運んでいるときに後ろから小走りしたような足音が聞こえてきた。


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