紫のスミレ



「あのね純恋ちゃん、和樹がなんで家族と縁を切ったか、知ってるわよね?」


「はっ!はい…」


今まですんごく喋りやすいイメージだったけど和樹のお母さんって分かった瞬間喋りにくくなった…


「私は殴ったことを責めてないし、いい事だと思ってるのね、だから私は和樹のそばにいたの♪」



そうだったんだ…



「まぁそう言う事なのね、んで、退院したらまず初めに連れて行きたいところがあるってことでいいのね?和樹」



「おう!だから準備したら呼んでくれ」
< 47 / 58 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop