judgement!!2
天宮さんの腕から解放された後、私は疲れていたのでお風呂に……。ライブでただでさえ体力使ったのに、天宮さんのヤンデレモードに付き合っていたらさらに体力が削られたよ……。
天宮さんはもうお風呂に入ったみたいで先に寝室に行ってもらってる。
お風呂にゆっくり浸かり、パジャマに着替えて髪を乾かした後、すぐに私も寝室に向かった。すると電気がまだついている。
「天宮さん、何してるの?」
天宮さんはイヤホンを耳にさして音楽を聴いている。私が首を傾げていると天宮さんは私を抱き寄せ、私の片方の耳にイヤホンをさしてくれた。この音楽は……!!
「私の好きな歌い手さんの……!!」
私が目を輝かせると、ニコリと天宮さんは微笑む。そして、「好きな人の好きなものは全部知りたい」と言った。
「確かに雪が好きになるのもわかる気がする。いい歌声だね」
「でしょ!?」
天宮さんが気に入ってくれたことが嬉しい。私は「この曲もオススメだよ!」と天宮さんに何曲かオススメの歌を聴かせてみた。疲れなんて一瞬で吹っ飛んじゃう。