(短編)好きって言いたい☆


いつも、朱美はあたしが何かしでかす度に、呆れながらもちゃんと叱ってくれるから…

あたしは感謝しなきゃと思う。


その朱美には、5つ年上の彼がいる。

だからだろうか、あたしと同じ歳だというのに大人で、すごく頼りになる。


いつも、不出来なあたしをさりげなくフォローしてくれたり、力になってくれる。


「…麻里華、聞いてる?今あたし大事な話してるのょ」


あたしがぼーっと考え事をしてるのに気付いたのか、朱美は首を傾げてこっちを見てる。


「ぁ〜・あッ朱美、ごめんっ!考え事してて…ごめんね?」

あたしは、慌てて謝った。


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