(短編)好きって言いたい☆
これも、毎朝の光景。
だけど_
なんだかんだ言っても、涼はあたしが追い付くまでちゃんと待っててくれる。
喧嘩してたって、何があったって、涼はあたしの事を置いてかない。
あたしの事を考えてくれてる。
涼のそんな所に、あたしは惹かれたんだ。
でも、実際、涼はあたしの事一体どう思ってるんだろう―?
聞きたいけど、聞けない。
怖くて。本当の事を言われるのが―・・・怖くて。
あたしの意気地無し。
こんなあたしで
本当に素直になれるの―?
“好き”って言えるの――?
あたしのキモチ・好きって言いたいよ。
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