可愛い、もっと。



ただ触れて、それ以上なにもないのにプシューッと顔がもっと熱を持って赤くなっていくのが自分でもわかっちゃう。


だから、柊羽くんにもそれはバレちゃうわけで。



「うぅ、そんな見つめないで……っ」


恥ずかしくなって両手で顔を隠すけど。



「……叶音の可愛い顔見たいのに」


控えめに落ち込むように言ったけど、顔を隠す両手がスッと取られて顔が見えるように押さえつけてくる。



「や、やだ……っ」


「そーやって嫌がってるところも可愛いね」


このままだと限界を超えてショートしちゃいそうだよ……っ。



「……まあ、でも叶音に嫌われちゃったら俺生きていけないから。このへんにしておこうかな」


フッと笑って、優しく頭を撫でてくれた。



「んじゃ、お昼食べよっか」


「う、うん」


こうしてやっと2人してお昼ごはんを食べることに。

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