可愛い、もっと。
視界に入れないようにしても、さっきからちらほらピンク色のキャミソールみたいなの見えてるし。
いつ自分の理性がプツリといってしまうか……時間の問題のような気がしてくる。
とりあえず、それまでに叶音の暴走を抑えなければいけない。
なけなしの理性を振り絞って、いま自分が着ているカーディガンを脱いで、それを叶音に着せた。
「やだ、これあつい……っ」
「頼むから我慢して。
襲われるよりはずっといいはずだから」
と、まあ……こんな感じで。
俺の彼女……叶音は━━━━いつもこうして、俺を振り回していたり。
いや、もちろん。
可愛いからいいんだけど。
*End*