虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~ 《シリーズ本編》
「ふざけるな~!」と蓮は怒鳴る。
怒りで手が震えてる。
周りに人もいるので、取りあえず局の中へ蓮を引っ張って入る海斗。
怒りを抑えられない蓮は、
「社長室に行く」とエレベーターの方へ歩いて行く。海斗もついて行く。
エレベーターの中でも蓮はひと言も話さない。階数のランプを睨んでいる。
最上階へ着くともう秘書はいないのであろう、静まりかえっている。
蓮は足早に社長室に行くと、ノックと同時に扉を開く。
いつも蓮に文句を言われている海斗は信じられない。しかも、何事にも冷静で礼儀正しい蓮のこの行動だ。
「社長どういう事ですか!!」
「何事だ?」社長も蓮の剣幕に驚く。
「あの女昨日現れなかったと思ったら、今日は週刊誌の記者を連れて来やがった!!」
社長も言葉が出ない。
「たまたま週刊誌の記者がいただけじゃないのか?」
「この期に及んで、そんな事を言うなら局を辞めさせてもらう」
蓮が冗談を言ってるようにはみえない。
「日比谷くんすまない。昨日、日向社長には連絡を入れたんだ。可愛い娘のわがまま位にしか思ってなくて、まさかこんな事を起こすとは思ってもいない。私もそんな非常識な事をするとは信じられない」
怒りで手が震えてる。
周りに人もいるので、取りあえず局の中へ蓮を引っ張って入る海斗。
怒りを抑えられない蓮は、
「社長室に行く」とエレベーターの方へ歩いて行く。海斗もついて行く。
エレベーターの中でも蓮はひと言も話さない。階数のランプを睨んでいる。
最上階へ着くともう秘書はいないのであろう、静まりかえっている。
蓮は足早に社長室に行くと、ノックと同時に扉を開く。
いつも蓮に文句を言われている海斗は信じられない。しかも、何事にも冷静で礼儀正しい蓮のこの行動だ。
「社長どういう事ですか!!」
「何事だ?」社長も蓮の剣幕に驚く。
「あの女昨日現れなかったと思ったら、今日は週刊誌の記者を連れて来やがった!!」
社長も言葉が出ない。
「たまたま週刊誌の記者がいただけじゃないのか?」
「この期に及んで、そんな事を言うなら局を辞めさせてもらう」
蓮が冗談を言ってるようにはみえない。
「日比谷くんすまない。昨日、日向社長には連絡を入れたんだ。可愛い娘のわがまま位にしか思ってなくて、まさかこんな事を起こすとは思ってもいない。私もそんな非常識な事をするとは信じられない」