虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~ 《シリーズ本編》
仕事が終わり奈々が待っている家へと急ぐ。
ところが…
エレベーターを降りて真っ暗な部屋。奈々の姿がどこにもない。
慌てて電話を鳴らすも電源が入っていない。
蓮は呆然と立ち尽くす。
そして初めて気づく。
奈々の家を知らない事に…
思わず海斗に掛ける。
「もしもし。蓮どうした?」
「…」蓮はショックで言葉が出ない。
「蓮?蓮!」海斗は様子のおかしい蓮に焦る。
「蓮、どこにいる?」
「家」小さい声で呟いた。
「すぐ行く」と海斗の電話は切れた。
15分位してコンシェルジュから連絡が入る。
「桐島様がお越しです。来客者用カードをお渡ししてもよろしいですか?」
「はい」
来客者がカードを借りるときは、相手先に確認して必要書類を書いてもらうので、少し時間が掛かる。
少しして海斗が来る。
「蓮、どうした?」
「…奈々がいない」
「はぁ?電話は?」
「電源が入ってない」
「家は?」
「知らない」
海斗も呆然とする。
ところが…
エレベーターを降りて真っ暗な部屋。奈々の姿がどこにもない。
慌てて電話を鳴らすも電源が入っていない。
蓮は呆然と立ち尽くす。
そして初めて気づく。
奈々の家を知らない事に…
思わず海斗に掛ける。
「もしもし。蓮どうした?」
「…」蓮はショックで言葉が出ない。
「蓮?蓮!」海斗は様子のおかしい蓮に焦る。
「蓮、どこにいる?」
「家」小さい声で呟いた。
「すぐ行く」と海斗の電話は切れた。
15分位してコンシェルジュから連絡が入る。
「桐島様がお越しです。来客者用カードをお渡ししてもよろしいですか?」
「はい」
来客者がカードを借りるときは、相手先に確認して必要書類を書いてもらうので、少し時間が掛かる。
少しして海斗が来る。
「蓮、どうした?」
「…奈々がいない」
「はぁ?電話は?」
「電源が入ってない」
「家は?」
「知らない」
海斗も呆然とする。