虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~ 《シリーズ本編》
お昼の番組が2時に終わり、海斗はミーティングを済ませ蓮の部屋へ飛び込む。
『そよかぜ弁当』はお昼は3時までだ。
今が2時40分。
ふたりは慌てて商店街へと向かう。
人気アナウンサーふたりが、お昼から街中を走っている姿にみんな振り返る。
脇目も振らず、走って行くのだった。
『そよかぜ弁当』では、突然現れたふたりのアナウンサーにパートのふたりは大騒ぎ。その騒ぎを聞きつけ奧さんが出てくる。
「まあまあ、どうされました?」
「こちらに、柊奈々が働いていると思うのですが?」と蓮。
「奈々ちゃん?先週の木曜日で辞めたのよ」
「辞めた?理由は?」
「それが、奈々ちゃんが急に辞めるなんてよっぽどの事だと思って聞かなかったのよ」
「どこか思い当たる所はありませんか?」
「奈々ちゃんとの出会いが偶然で、履歴書さえもらわずだったから…本当に、真面目で良い子だったのよ。ご両親も亡くなられてると聞いてたからどうしてるのかしら…」
「住んでいる所は?」
「聞いてないのよ。謎が多かったけど本当にいい子だったわね」
『そよかぜ弁当』はお昼は3時までだ。
今が2時40分。
ふたりは慌てて商店街へと向かう。
人気アナウンサーふたりが、お昼から街中を走っている姿にみんな振り返る。
脇目も振らず、走って行くのだった。
『そよかぜ弁当』では、突然現れたふたりのアナウンサーにパートのふたりは大騒ぎ。その騒ぎを聞きつけ奧さんが出てくる。
「まあまあ、どうされました?」
「こちらに、柊奈々が働いていると思うのですが?」と蓮。
「奈々ちゃん?先週の木曜日で辞めたのよ」
「辞めた?理由は?」
「それが、奈々ちゃんが急に辞めるなんてよっぽどの事だと思って聞かなかったのよ」
「どこか思い当たる所はありませんか?」
「奈々ちゃんとの出会いが偶然で、履歴書さえもらわずだったから…本当に、真面目で良い子だったのよ。ご両親も亡くなられてると聞いてたからどうしてるのかしら…」
「住んでいる所は?」
「聞いてないのよ。謎が多かったけど本当にいい子だったわね」