虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~  《シリーズ本編》
「そう言えばご両親、かなりひどい事故の被害者って聞いた事があるけど、貴方達の方が詳しいんじゃないの?」

そこで海斗が「あっ」と大声を出す。

「どうした?」

「蓮、覚えてないか?俺たちが、入社してまだ何年もたってない頃、飲酒運転の車が対向車にぶつかった事故。被害者のご夫婦は即死で、残された被害者遺族がかなりの美少女で大騒ぎになった事」

「覚えてる。柊!」

「奈々ちゃんはあの時の」

「マスコミがトラウマになってるのかも…」
更に落ち込む蓮。

ふたりは、奈々の行き先がもしわかったら連絡をもらえる様にお願いした。

「俺が早くに気づいていたら」と後悔ばかりが押し寄せる蓮。

絶対諦めないと誓う蓮だった。

が進展のないまま時間だけが過ぎていく…













< 116 / 127 >

この作品をシェア

pagetop