虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~  《シリーズ本編》
その後カメラマンは、親子に声を掛ける事なく東京に帰った。

奈々は、写真を撮られた事も知らない…


カメラマンの高杉は、現像した写真の出来に驚く。
今まで色々なコンテストに応募してきたが、賞を取った事もなくカメラマンとしての自信をなくしていた…

それが…

自分の撮った写真を見て震える。見た人を惹き付ける写真だ。

今までの、スランプを抜け出すきっかけになる作品だと感じる。

そして自信をもって、世界的に有名な写真コンテストに応募したのだった。

写真の仕上がりに興奮の余り、写真の被写体に許可を取っていない事すら抜けていた。









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