虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~ 《シリーズ本編》
その後もソワソワしながらお昼まで雑務をこなし、11時20分に部屋を出た。
普段この時間に出てくる事のない蓮に、同僚やスタッフはビックリしている。
「蓮さん。どうかしましたか?」
昨日、弁当を受け取った女性スタッフが、頬を赤くしながら声をかける。
「イヤ。昨日、弁当が遅かったから気になって……」
思わず出るのは苦しい言い訳だ。
「ああ、昨日はいつもの配達の方がぎっくり腰になられたらしいです」
蓮は内心(知ってる)と思いながらも素知らぬ振りをする。
その時「そよかぜ弁当です!」と元気な声が聞こえた。ふたりで声の方に振り返る。見ると昨日の女性ではなく、小柄な大学生くらいの女の子だ。
「あれ?昨日と違う方ですね?」
「はい!昨日は急遽だったので。ただ明日は私が来れないので、また昨日のスタッフが来ます!」
普段この時間に出てくる事のない蓮に、同僚やスタッフはビックリしている。
「蓮さん。どうかしましたか?」
昨日、弁当を受け取った女性スタッフが、頬を赤くしながら声をかける。
「イヤ。昨日、弁当が遅かったから気になって……」
思わず出るのは苦しい言い訳だ。
「ああ、昨日はいつもの配達の方がぎっくり腰になられたらしいです」
蓮は内心(知ってる)と思いながらも素知らぬ振りをする。
その時「そよかぜ弁当です!」と元気な声が聞こえた。ふたりで声の方に振り返る。見ると昨日の女性ではなく、小柄な大学生くらいの女の子だ。
「あれ?昨日と違う方ですね?」
「はい!昨日は急遽だったので。ただ明日は私が来れないので、また昨日のスタッフが来ます!」