虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~ 《シリーズ本編》
必死な彼
木曜日、今日こそは会えるのか?
と朝から落ち着かない。
昨日の社長室での一件も、思い出しただけで苛立ちが募る。
お嬢様育ちのわがまま娘には、いい印象がない。
何でも自分の思い通りなると思っている。
コンコンとノックの後、コーヒーを持って来たのは入社3年目の野上理子。
もちろん女子アナになるくらいだから容姿もよく頭も悪くないのだが、自意識過剰で自己中心的な性格だ。
蓮は、内心(厄介な奴が来た)と思っていたが、関わりたくないので新聞から目線をあげない。
普通なら声を掛けれないのだが、何せ空気を読めない。
「蓮さん~おはようございま~す」と邪魔をしてくる。
仕方なく視線を向ける。
「今夜~お食事行きません??」
と甘ったるく言いながら、近寄って来ようとする。
優しく言うと調子に乗るので、「断る!」ハッキリと言う。
しかし、空気が読めない理子。
「また、誘いま~す」と出て行くのだった。
と朝から落ち着かない。
昨日の社長室での一件も、思い出しただけで苛立ちが募る。
お嬢様育ちのわがまま娘には、いい印象がない。
何でも自分の思い通りなると思っている。
コンコンとノックの後、コーヒーを持って来たのは入社3年目の野上理子。
もちろん女子アナになるくらいだから容姿もよく頭も悪くないのだが、自意識過剰で自己中心的な性格だ。
蓮は、内心(厄介な奴が来た)と思っていたが、関わりたくないので新聞から目線をあげない。
普通なら声を掛けれないのだが、何せ空気を読めない。
「蓮さん~おはようございま~す」と邪魔をしてくる。
仕方なく視線を向ける。
「今夜~お食事行きません??」
と甘ったるく言いながら、近寄って来ようとする。
優しく言うと調子に乗るので、「断る!」ハッキリと言う。
しかし、空気が読めない理子。
「また、誘いま~す」と出て行くのだった。