虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~ 《シリーズ本編》
彼の生活
仕事を終えた21時、蓮のスマホに着信が入った。
弁当屋の彼女かと慌ててスマホを見ると、『桐島 海斗』の文字が。
「もしもし」
「なんかテンション低くない?」
彼女かも?と期待した分、落胆も激しく声に出ていた様だ。
「で?」
「仕事終わった?今日、泊まりに行くって言ってただろう?」
「そうだったか…」今週は彼女の事で頭がいっぱいですっかり忘れていた。
「局の前まで待ってる」
「わかった」
身の回りを片付け鞄を持ち部屋を出る。
アナウンサー室には、一日中人がいる。
今の時間は、夜や深夜のニュース担当や当直のアナウンサーがいるのだ。
今日は比較的落ち着いているようだ。
「お疲れ様です」と声をかけ退社した。
弁当屋の彼女かと慌ててスマホを見ると、『桐島 海斗』の文字が。
「もしもし」
「なんかテンション低くない?」
彼女かも?と期待した分、落胆も激しく声に出ていた様だ。
「で?」
「仕事終わった?今日、泊まりに行くって言ってただろう?」
「そうだったか…」今週は彼女の事で頭がいっぱいですっかり忘れていた。
「局の前まで待ってる」
「わかった」
身の回りを片付け鞄を持ち部屋を出る。
アナウンサー室には、一日中人がいる。
今の時間は、夜や深夜のニュース担当や当直のアナウンサーがいるのだ。
今日は比較的落ち着いているようだ。
「お疲れ様です」と声をかけ退社した。