虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~  《シリーズ本編》
加害者は、今でも刑務所に服役していると聞いている。

加害者本人からの謝罪の手紙や加害者家族からの謝罪もあった様だが、奈々は当時受け入れる気にならず柳田が対応してくれた。

保険会社から多額の保険金も入ったが、両親の死と引き換えに入ったお金など受け取る気もしなかった。柳田にそれならないものと思い投資でもしてみては?とアドバイスをもらい、株の運用にまわしたらビックリするくらいの額になってしまった。

その資金で建てられたのが、このマンションだ。

柳田が自らコンシェルジュになってくれ、夫妻で奈々を見守ってくれている。
2階には、奈々の親代わりの柳田夫妻の豪華な家が存在する。

マンションに入居する人選も、柳田夫妻がしてくれたので、身元のしっかりした裕福な人しか入居していない。

分譲の方も、紹介された人しか購入できなかった。
徹底した管理がされている。


大学へ進学後に資金ができた為、このマンションを建てることを決め、このマンションが建った時には以前の両親と住んでいた家を手放しここに移り住んだ。

大学卒業後も、個人投資家として昼間は家で仕事をしている。









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