虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~ 《シリーズ本編》
「真奈美、今行かれたら店が困るんだけど」と店の中から大きな声が。
「お母さん、本当に時間がないの。大学の提出物が今日までで絶対に出さないと」
「夕方からのバイトの子が急に辞めて人手不足なのに、真奈美がいないと夜の営業がなりたたないわ」と言いながら、真奈美の母が出てくる。
ふと真奈美の横に立つ、綺麗な女性に目がいく。
「真奈美、どちら様?」
「私が慌てて飛び出してぶつかっちゃったの!」
「あらあら、うちの子がすみません。お怪我ないですか?」
「あっ、はい。私は、大丈夫です。真奈美さん?お怪我はないですか?」
そう声を掛けられた真奈美と母親は、綺麗な声とキャップで半分くらい隠れているにもかかわらず美人とわかる女性に釘付け。
「はっはい。大丈夫です。私の、な、名前」
「お母様が呼ばれていたので、真奈美さんと。下の名前だと失礼でしたか?」
呼ばれた真奈美は頬を赤くして、奈々に見蕩れるのだった。
「嬉しいです!あの、名前を聞いてもいいですか?」
「あっ。私は、柊 奈々と申します」
「奈々さんって呼んでいいですか?」
「お母さん、本当に時間がないの。大学の提出物が今日までで絶対に出さないと」
「夕方からのバイトの子が急に辞めて人手不足なのに、真奈美がいないと夜の営業がなりたたないわ」と言いながら、真奈美の母が出てくる。
ふと真奈美の横に立つ、綺麗な女性に目がいく。
「真奈美、どちら様?」
「私が慌てて飛び出してぶつかっちゃったの!」
「あらあら、うちの子がすみません。お怪我ないですか?」
「あっ、はい。私は、大丈夫です。真奈美さん?お怪我はないですか?」
そう声を掛けられた真奈美と母親は、綺麗な声とキャップで半分くらい隠れているにもかかわらず美人とわかる女性に釘付け。
「はっはい。大丈夫です。私の、な、名前」
「お母様が呼ばれていたので、真奈美さんと。下の名前だと失礼でしたか?」
呼ばれた真奈美は頬を赤くして、奈々に見蕩れるのだった。
「嬉しいです!あの、名前を聞いてもいいですか?」
「あっ。私は、柊 奈々と申します」
「奈々さんって呼んでいいですか?」