虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~ 《シリーズ本編》
奧さんと真奈美の人柄の良さもあり、家に籠もってばかりも良くないと思っていたタイミングでの出会いだ。これも何かの縁だと奈々は思えた。
「あまり人前に出ることは避けたいので、裏方で良ければ夕方からなら大丈夫です。履歴書とかいりますよね?」
と不安気に答えた。
すっかり奈々の事が気に入った奧さんは、奈々に何かトラウマがあり言いたくない事があるのだと気づいた。
「あなたを信用するわ。もし、聞いてほしくなったらいつでも言ってね。今は、奈々ちゃんが来てくれるってことだけで充分よ。」
そんな、奧さんの言葉に奈々は惹かれた。
「仕事も基本は調理補助で、どうしても手が足りない時だけ店に出てくれると助かるわ。主人は、主に配達に出てる事が多いの。午前にパートさんがふたりいて、また紹介するわね。夕方からは、真奈美と奈々ちゃんのふたりがアルバイトね」
そんな出会いで、『そよかぜ弁当』で働き始めたのだった。
あれから2年たったが、誰も奈々の事を詮索することもなく、楽しく働かしてもらっている。
商店街でも美人の奈々は有名だが、オーナー一家と商店街の他のお店の人達のお陰で、騒がれる事なく仕事を続けてこれたのだった。
「あまり人前に出ることは避けたいので、裏方で良ければ夕方からなら大丈夫です。履歴書とかいりますよね?」
と不安気に答えた。
すっかり奈々の事が気に入った奧さんは、奈々に何かトラウマがあり言いたくない事があるのだと気づいた。
「あなたを信用するわ。もし、聞いてほしくなったらいつでも言ってね。今は、奈々ちゃんが来てくれるってことだけで充分よ。」
そんな、奧さんの言葉に奈々は惹かれた。
「仕事も基本は調理補助で、どうしても手が足りない時だけ店に出てくれると助かるわ。主人は、主に配達に出てる事が多いの。午前にパートさんがふたりいて、また紹介するわね。夕方からは、真奈美と奈々ちゃんのふたりがアルバイトね」
そんな出会いで、『そよかぜ弁当』で働き始めたのだった。
あれから2年たったが、誰も奈々の事を詮索することもなく、楽しく働かしてもらっている。
商店街でも美人の奈々は有名だが、オーナー一家と商店街の他のお店の人達のお陰で、騒がれる事なく仕事を続けてこれたのだった。