虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~  《シリーズ本編》
海斗は、蓮の想い人が奈々ちゃんの方だと気づいたが、警戒されないように敢えて娘さんから話題にするのだった。

「そんな大きな娘さんがいるんですね~」

「はい。21歳になりますね」

「感心だなぁ~遊びたい年頃なのに」

「そうですね。まぁ、仕事の終わる8時頃からは、遊びに出掛けてしまいますがね」

「ちなみに、もうひとりの方は?」

「奈々ちゃん?奈々ちゃんは、いくつだったかなぁ~25歳くらいだったと」


海斗は、時間のタイムリミットとこれ以上聞くと怪しまれそうなので、上手く話を切り上げる。

でも、聞きたい情報はほぼ聞けたのだ。

早く蓮に教えてやりたいが本番前だ。
慌てて、スタジオに向かうのだった。








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