虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~  《シリーズ本編》
待ち伏せ
金曜日、朝から気合いの入る蓮。

もちろん周りには気づかれてはいない。

が海斗は蓮を見て嬉しくなる。

「おはよう。蓮」

「ああ、おはよう」

「いい報告楽しみにしてるよ」

「おう。サンキュー」

会社では、珍しい柔らかい表情の蓮。

遠目に見ていた女性達は、みんな頬を赤くしウットリする。


ここ最近大きな事件もなく、お互い落ち着いているのだ。


自分の部屋に戻った蓮は、少しでも早く帰れる様にいつも以上に仕事に集中するのだった。












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