虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~ 《シリーズ本編》
告白
「強引に連れてきてしまいすみません」
「いえ。あそこでは目立ってしまいますから。それと、普通のしゃべり方でいいですよ?なんか不自然です」
奈々は蓮の素の姿を見抜いていた。
「…じゃあ遠慮なく。奈々って呼んでいいか?奈々も普通にしゃべってくれ」
「わかった。日比谷さん?」
「蓮でいい」
「じゃあ蓮さんで」
「さんはいらない。呼び捨てで」
「…蓮。で?私に会いたかったとは?」
「いきなり本題だな。この前名刺を渡したが、何で連絡をくれなかった?」
「私はちゃんとお断りしてお返ししたのに、無理矢理渡されたので連絡する必要がないかと」
「連絡を待っていたんだ。遠回しに言っても仕方ないのでハッキリ言う」
「なに?」
「俺は奈々を見た瞬間、一目惚れをしたんだ。こんな経験は初めてで俺自身が戸惑っているんだが、待ち伏せしてでも会いたかった」
「いえ。あそこでは目立ってしまいますから。それと、普通のしゃべり方でいいですよ?なんか不自然です」
奈々は蓮の素の姿を見抜いていた。
「…じゃあ遠慮なく。奈々って呼んでいいか?奈々も普通にしゃべってくれ」
「わかった。日比谷さん?」
「蓮でいい」
「じゃあ蓮さんで」
「さんはいらない。呼び捨てで」
「…蓮。で?私に会いたかったとは?」
「いきなり本題だな。この前名刺を渡したが、何で連絡をくれなかった?」
「私はちゃんとお断りしてお返ししたのに、無理矢理渡されたので連絡する必要がないかと」
「連絡を待っていたんだ。遠回しに言っても仕方ないのでハッキリ言う」
「なに?」
「俺は奈々を見た瞬間、一目惚れをしたんだ。こんな経験は初めてで俺自身が戸惑っているんだが、待ち伏せしてでも会いたかった」