虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~ 《シリーズ本編》
「弟さんがいるんだね。私はひとりっ子だから羨ましい」
他愛のない会話を楽しむふたり。
時計を見るともう10時になっていた。
「蓮。もうこんな時間。今日は帰るね」
蓮は名残惜しいが、まだ気持ちを伝えたばかり。
「もっと一緒にいたいが、今日は素直に従うよ。奈々は明日は何かあるか?」
「家事を終えたら時間があるよ」
「俺が自由に外に出れたらデートに出掛けたいんだが、中々自由に身動きが取れなくて…もし迷惑でなければ家に来てくれないか?」
「わかった。連絡するね」
「そう言えば、奈々の電話番号を教えてもらえるか?あと、このマンションだけどカードがないとエレベーターも動かないんだ。奈々には自由に出入りをしてもらいたいから、カードを預けるよ」
信頼されている事に胸が熱くなる。些細な事だが奈々には想いは充分伝わった。
他愛のない会話を楽しむふたり。
時計を見るともう10時になっていた。
「蓮。もうこんな時間。今日は帰るね」
蓮は名残惜しいが、まだ気持ちを伝えたばかり。
「もっと一緒にいたいが、今日は素直に従うよ。奈々は明日は何かあるか?」
「家事を終えたら時間があるよ」
「俺が自由に外に出れたらデートに出掛けたいんだが、中々自由に身動きが取れなくて…もし迷惑でなければ家に来てくれないか?」
「わかった。連絡するね」
「そう言えば、奈々の電話番号を教えてもらえるか?あと、このマンションだけどカードがないとエレベーターも動かないんだ。奈々には自由に出入りをしてもらいたいから、カードを預けるよ」
信頼されている事に胸が熱くなる。些細な事だが奈々には想いは充分伝わった。