虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~ 《シリーズ本編》
甘い時間
翌日奈々は、午前中から掃除や洗濯をこなし、いつも通りの休日を過ごす。
土日の10時からの1時間は、奈々がプールの予約を取っている。
しっかり泳ぎ、その後お昼までトレーニングする。
土日の11時から1時間は、実は蓮がプールを予約している。いつも入れ違いだがお互いは知らない。知るのは柳田だけなのだ。
昼食後コーヒーを飲んでいる奈々に、蓮から電話が入る。
「もしもし?どうしたの?」
「奈々。何してた?」
「ちょうどお昼ご飯が終わった所」
「そうか。今日は、何時頃来れそうだ?」
「蓮の予定は?」
「俺は一通り予定を終わらせたからいつでもいい」
「じゃあ、2時頃にお邪魔しようかな?蓮は、いつも夜ご飯はどうしてるの?」
「いつも、適当に済ましてる。買い物は、週2回コンシェルジュに頼んでる物を受け取るから、それで何とか」
「買い物も、行きにくいんだね~何か食べたいものある?」
「奈々が作ってくれるのか?」
「夜まで、居ていいならね」
「もちろん。ハンバーグ!」声を弾ませる蓮だった。
奈々の中では、クールな大人の男のイメージから可愛いお子様に変わった瞬間だ。
土日の10時からの1時間は、奈々がプールの予約を取っている。
しっかり泳ぎ、その後お昼までトレーニングする。
土日の11時から1時間は、実は蓮がプールを予約している。いつも入れ違いだがお互いは知らない。知るのは柳田だけなのだ。
昼食後コーヒーを飲んでいる奈々に、蓮から電話が入る。
「もしもし?どうしたの?」
「奈々。何してた?」
「ちょうどお昼ご飯が終わった所」
「そうか。今日は、何時頃来れそうだ?」
「蓮の予定は?」
「俺は一通り予定を終わらせたからいつでもいい」
「じゃあ、2時頃にお邪魔しようかな?蓮は、いつも夜ご飯はどうしてるの?」
「いつも、適当に済ましてる。買い物は、週2回コンシェルジュに頼んでる物を受け取るから、それで何とか」
「買い物も、行きにくいんだね~何か食べたいものある?」
「奈々が作ってくれるのか?」
「夜まで、居ていいならね」
「もちろん。ハンバーグ!」声を弾ませる蓮だった。
奈々の中では、クールな大人の男のイメージから可愛いお子様に変わった瞬間だ。