虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~ 《シリーズ本編》
いつもお昼は海斗の番組を見ながら食べるので、蓮は弁当を注文している。
自分の部屋で見る蓮に、弁当が届くといつも必ず誰かが届けに来てくれる。
仕事が一段落したため時計を見ると、いつも弁当が届く11時半をとっくに過ぎ、あと10分で12時になろうとしている。
不思議に思い部屋を出て入口近くにいたスタッフに声をかけようとした時、キャップを目深にかぶり長い髪をひとつに纏めた女性が慌てた様子でアナウンサー室に飛び込んできた。
「こんにちは!そよかぜ弁当です!遅くなって申し訳ありません」
勢いよく頭を下げる。
普段から弁当を受け取っている女性スタッフが駆け寄った。
「あれ?珍しい。いつもの男性は??」
「すみません。オーナーが配達直前にぎっくり腰になりまして……」
「どうりで。女性が配達に来られるの初めてで、びっくりしました」
「ご迷惑をお掛けします」
自分の部屋で見る蓮に、弁当が届くといつも必ず誰かが届けに来てくれる。
仕事が一段落したため時計を見ると、いつも弁当が届く11時半をとっくに過ぎ、あと10分で12時になろうとしている。
不思議に思い部屋を出て入口近くにいたスタッフに声をかけようとした時、キャップを目深にかぶり長い髪をひとつに纏めた女性が慌てた様子でアナウンサー室に飛び込んできた。
「こんにちは!そよかぜ弁当です!遅くなって申し訳ありません」
勢いよく頭を下げる。
普段から弁当を受け取っている女性スタッフが駆け寄った。
「あれ?珍しい。いつもの男性は??」
「すみません。オーナーが配達直前にぎっくり腰になりまして……」
「どうりで。女性が配達に来られるの初めてで、びっくりしました」
「ご迷惑をお掛けします」