虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~ 《シリーズ本編》
エレベーターに乗ったふたり。
「蓮。良かったな」と海斗。
少し酔ってはいるが意識はしっかりしている。
「ああ」と笑顔の蓮。
入社以来の付き合いだが、最近の蓮は初めて見る顔ばかりだ。いつも冷静で何事にもクールな対応の蓮が、ひとりの女性の存在でこんなに変わるとは思わなかった…
1階に到着しエントランスに向かう。
コンシェルジュが、
「日比谷様。タクシーが到着しております」
と声を掛けてくる。
礼を言ってエントランスに出るふたり。
「じゃあ。奈々ちゃんにもよろしく言っといてくれ」
「ああ」
海斗のタクシーが見えなくなるまで見送る蓮だった。
「蓮。良かったな」と海斗。
少し酔ってはいるが意識はしっかりしている。
「ああ」と笑顔の蓮。
入社以来の付き合いだが、最近の蓮は初めて見る顔ばかりだ。いつも冷静で何事にもクールな対応の蓮が、ひとりの女性の存在でこんなに変わるとは思わなかった…
1階に到着しエントランスに向かう。
コンシェルジュが、
「日比谷様。タクシーが到着しております」
と声を掛けてくる。
礼を言ってエントランスに出るふたり。
「じゃあ。奈々ちゃんにもよろしく言っといてくれ」
「ああ」
海斗のタクシーが見えなくなるまで見送る蓮だった。