虹の彼方へ~運命の赤い糸は1枚の写真~  《シリーズ本編》
海斗を見送り部屋に戻った蓮に奈々から声が掛かる。

「蓮、お風呂沸いてるよ~」

「奈々一緒に入る?」と蓮が色気たっぷりに聞く。


顔を真っ赤にした奈々は、
「恥ずかしくて無理。私もう入ってきたし」と動転している。


普段落ち着いている奈々の慌てように、笑う蓮は素直にお風呂に向かうのだった。

仕事から帰り部屋に電気が付いている事も、食事の用意をしてくれている事も、こんなに幸せなんだと改めて感じる。おかえりと迎えられる幸せ。まだ出会ったばかりの奈々のお陰で知ることが出来た。


蓮がお風呂から上がる頃には、すっかり片付けも終わっていた。

蓮は、奈々の手を引いて寝室へ。

ふたりは熱い熱い夜を過ごすのだった。。。











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