【短編】僕の本気
翼くんは私の目を真っ直ぐ見てそう言った。
「なんか、るい君に直接言われたわけじゃないけど照れるねっ…」
「ははっ、そうだな」
はっ!そろそろ行かなきゃ!
るい君を待たせたら女の子たちが群がっちゃう。
「じゃあ私そろそろ行くね!」
「だな。じゃないと俺殺されちゃうかも」
「そんなわけないじゃん!じゃあまたね翼くん!」
「うん、またね。……って、そんな事あるんだよな〜」
私は校門で待っているるい君の元へ走って行った。