その溺愛、重すぎます!〜甘い王子様の底なし愛〜
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鏡の前で何度もおかしくないかチェックし、両親の前でも変じゃないかと確認する。
「天音、今日は友達とテスト勉強をするのよね?」
「う、うん……!」
「外でするの?それにしてもワンピースを着るなんて、気合入れすぎだと思うけど……」
「あ、暑いから!
暑いからワンピースにしようと思って!」
それでも露出部分が多いため、薄手のカーディガンも羽織る。
またお母さんに怪しまれた私は、早めに家を出ることにした。
勉強道具は完璧に準備し、苦手科目の教科書やノートもバッチリ用意済みだ。
橘くんは私の家まで来ると言ってくれたけれど、両親にバレるのは気まずいため、私の家の最寄駅で待ち合わせとなっていた。