その溺愛、重すぎます!〜甘い王子様の底なし愛〜
「もちろん姫野さんだよ、未来の奥さんだから。俺は一度でもいいから裸エプロンの姫野さ……っダメだ、考えただけでも鼻血が出そう」
話の途中で橘くんは抱きしめる力を強めてきた。
私が橘くんと同棲……?
あまりにも飛びすぎた話に頭がついていかない。
「ねぇ住むならどの辺りがいい?姫野さんの意見が大優先だよ。家事もぜんぶ俺に任せてね」
「あの、待ってください……!」
どんどん話を進めてしまう橘くんを慌てて止める。
私が知りたいのはうわさの真実だ。