その溺愛、重すぎます!〜甘い王子様の底なし愛〜



「その、今の関係じゃなくなったら……寂しいなって。橘くんの気持ちに応えてないのに、本当に自分勝手だよね……!ごめんね」


やっぱり言うんじゃなかったと後悔したけれど。
橘くんが怒ることはなかった。


「え、寂しい……姫野さんは、俺なしじゃ生きていけない?それって最高に嬉しいことだよ姫野さん、どうして謝るの」


むしろその声は高ぶり、喜んでいるようで。
その理由はわからなかったけれど安心した。


「だって、自分勝手で……」

「じゃあ寂しいと思うのに、気持ちに応えられないのはどうして?」


痛いところを突かれてしまう。
けれど今の気持ちを正直に答えた。

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