その溺愛、重すぎます!〜甘い王子様の底なし愛〜


息が乱れ始めると、ようやく橘くんが唇を離してくれる。
酸素を求めて呼吸をすると、彼にふっと笑われてしまった。


「もう限界なんだね」

頭をポンポンして終わりかと思いきや、橘くんの手がふたたび私のシャツのボタンを外してきた。


「あ、の……ボタン、やだ……!」

さすがの私も抵抗しようとしたけれど、両手首の自由が利かない今、なにもできない。


あっという間に上から3つのボタンまで外されてしまい、中に着ているシャツが見えそうだ。

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