その溺愛、重すぎます!〜甘い王子様の底なし愛〜
「ちょ、ちょっとどういう状況!天音になにしてるのあんた!?なに、もしかして叶人くんの替え玉!?」
「わっ……」
芽衣ちゃんはおどろきながらも私のそばに寄り、机に座らされている私を、横からギュッと力強く抱きしめてきた。
「どうして縛られてるの?ボタンまで外されて……もしかして無理矢理手を出したんじゃ」
「そ、そういうわけでは……!」
「じゃあ同意だったの!?」
「……っ、えっと」
ぶわっと顔が熱くなる。
言葉で同意したわけじゃないけれど、そのキスを受け入れている自分がいたのも事実だ。
でも、もしあのままふたりが来なかったら……?
私は本当にシャツを脱がされて……。