その溺愛、重すぎます!〜甘い王子様の底なし愛〜
「あの、それって……」
「あの男、天音への愛は異常だから!まずこんな純粋な子を縛る時点で変。それに学校で脱がそうとしてたし、その理由が下着が見たくて噛みつきたい?あと同棲だの結婚だの、ぜったいに重いでしょ」
す、すごい……芽衣ちゃんの口からは、どんどんその理由が出てきた。
「それは、大げさに表現しているものかと……」
「じゃあ縛ってたのはなんで説明するの?
しかも学校で」
「そういう、ものなのかなって……」
「ぜんぜん違うから!むしろ天音にはピュア恋が似合ってるはずなのよ!手をつなぐだけでドキドキするような、少女漫画的展開の……なのにどうして」
芽衣ちゃんが絶望感に苛まれたような表情に変わる。
その目には心配の色が浮かんでおり、なんだか申し訳なくなった。