その溺愛、重すぎます!〜甘い王子様の底なし愛〜



けれどお腹がいっぱいになったためか、腰を下ろすなりすぐ眠気が襲う。


洗い物をやってくれているというのに、うとうとしてしまい。

ついソファで意識が飛んでしまっていた。


眠りが浅かったためか、突然ぱちっと目が覚める。

橘くんはまだ洗い物をしてくれているのだろうかと思っていると、ふととなりに人影を感じて。


「……っ、た、橘く……!?」

なんと橘くんがとなりに座っており、じっと見つめられていた。

慌てて立ち上がろうとしたけれど、なぜか左手がグッと引かれたような感覚に陥る。

< 266 / 272 >

この作品をシェア

pagetop