永遠、というものがあれば
それから私たちはどちらからともなく、抱き合ったまま眠ってた。



目が覚めると、



陽斗が私の髪をなでながらじっと私の顔を見ていた。


恥ずかしくて布団を鼻まで上げた。



「いつから起きてたの?」


「ん?さっきから。幸せだなーって思って」



朝からそんな甘い声出さないで。



「私も、幸せ…」



軽いキス。



「陽菜、今日授業?」



「ううん。午後のバイトだけ」



「俺仕事…しばらく学校行けないかも」



「そっか〜…」



「でも連絡するから」



「うん。待ってる」



「あ〜!ずっとこうしてたい。陽菜は俺の彼女なんだよな?」



「うん!そうだよ」



陽斗は私の彼氏…?



なんだか恥ずかしい。
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