永遠、というものがあれば
「泣くなよ、今仕事中だろ?」



そう意地悪く囁く陽斗に



「陽斗のせいだよ?」



クスクス笑って



「今日陽菜が終わるの待ってるから」



メガネをずらしてかっこよく言うんだ。



その後、カウンターに戻った私の赤い目を見て、



館長さんは私の体調が悪いと思ったんだろう、早退させてくれた。
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