永遠、というものがあれば
向かったのは映画館。



とりあえず今すぐみれる映画をチョイス。



昼下がりのこの時間、思ったより人は少なくて、



陽斗と私は一番後ろの席にすべりこんだ。



流れてた映画は悲しいラブストーリーのようだった。


隣の陽斗の息遣いまできこえるようで、



途中そっとつながれた陽斗の手がすごく温かくて、



心臓が握られた手にあるかのようにドキドキしてた。


悲しい結末の映画だったのに、私は全く気にならないほど陽斗の方に意識がとんでた。



好きな人と見る映画はもしかしてどんなものでもハッピーエンドになっちゃうのかもしれないね。
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