永遠、というものがあれば
「藤島さん!」


ふ、藤島さんであってるよね?


「あのさ、トイレ、なんだけど…」


キャー!


「す、すみません!じゃ、じゃあごゆっくりどーぞ!」


ヒャー!何がなんだかわからない!


「ハハハッ、おもしろいね。柚木さん」


あ、私の名前覚えててくれたんだぁ


「あの、お邪魔しちゃってごめんなさい」


「何を?」


だから、その…


だまってトイレの方面を指差した私に


「ごめんね、嘘ついた。本当は帰ろうとおもったんだけど、」


けど?



「あんたやっぱり面白いからもう少しいるわ」



面白いから?


え〜、なんだかショック。
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